2012/06/22

五月 マダン劇 『立ち上がる人々』


오월 마당굿 "일어서는 사람들"
第14回 ソウル・マージナル・シアター・フェスティバルオープニング作品
五月 マダン劇 『立ち上がる人々』오월 마당굿 "일어서는 사람들"
(1988年初演、1997年再創作)
ノリペ・シンミョン 놀이패 신명  (演出:パク・ガンウィ)

公演日時:2012年7月 4(水)、5(木)18:00~
会場:光化門広場
上演時間:90分
対象年齢:7歳以上
チケット:無料

作品紹介 
五月マダン劇『立ち上がる人々』は、1988年に初演され、1997年のリ・クリエーションを経て現在まで公演されているノリペシンミョンの代表的なレパートリーだ。80年5月の光州(クァンジュ)市民らが血と涙で成し遂げた闘争の共同体、希望と平和の共同体をマダン劇で形象化し、現代社会の足かせと課題を眺望する。光州の5月精神が躍動的な踊りと歌、ウィットに富んだ話を介して展開するこの作品は戦闘的身命性と民衆的典型性、そしてなめらかな全羅道(チョルラド)なまりなど、全羅道マダン劇の典型を保っていると評価を受けた。 マダン劇は伝統劇なのか、政治劇なのか、それともコンテンポラリーなのか。これらの質問と一緒にポスト・マダン劇の可能性を議論するために、1997年の作品が2012年の観客たちと再会する。

作品内容
かわいそうな体の不自由なせむしの子、彼女にもときめく春が来た。 腕に障害のある男と夫婦の縁を結び、産みの苦しみの末に息子が生まれる。 光州市民らの5月闘争が開始され、5月闘争の開始から光州解放までの進行過程を躍動的な集団により形象化させて見せる。いよいよ闘争が市民兵の手に回ってくる。  一方、息子イルパルイの帰りを待っている夫婦は光州のニュースを心配し、直接自分たちで探しに行く。 闘争の最後の夜、市民兵たちは、刻々と迫ってくる戒厳軍の包囲網を全身で感じながら、最後の夜を準備する。 若い高校生、市民兵たち、五一八隊長は戒厳軍の銃弾の前に赤い花びらのように壮烈に散る。 息子イルパルイの遺体を前に、夫婦は息子の死を無駄にはしないと嗚咽する。 この死を乗り越えて立ち上がった彼らは、もはや病気のねじれた身体ではなく、この地の全員の母親、父親として力強く立ちあがり進軍の太鼓の音が響き渡る。

ノリペ・シンミョン
1982年創立、光州、全南(チョンナム)地域で活動しているマダン劇専門劇団で、パンソリ、仮面劇、風物、民俗遊びなど伝統演劇の創造的継承と発展のために努力している。 光州、全南地域マダン劇のはじまり『さつまいも』を皮切りに、 『돼지풀이』、 『마당쇠놀이』、 『虎遊び』、 『안담살이 이야기』、『광대』、『立ち上がる人々』などの作品で全羅道マダン劇の典型を確保してマダン劇専門劇団としての位置づけされた。 それだけでなく、光州優秀マダン劇フェスティバル、青少年マダン劇祭、各種講習会などを通じて生活シーンに近いところで、市民と一緒に行う文化共同体のための様々な事業や青少年の文化芸術教育事業も進めている。

[出典] http://blog.naver.com/mtfestival/100160344570