2012/06/25

『劣等な音たち』

열등한 소리들

『劣等な音たち』열등한 소리들(韓国初演)
dotolim(ドットオリム)
複合(サウンド)

公演日時:2012年7月14日(土)19:00~
会場:dotolim
所要時間:50~60分(休憩あり)
対象年齢:8歳以上
チケット:15,000ウォン(全席指定)
チケット取扱:INTERPARK

作品紹介
「劣等な音たち(inferior sounds)」はチェ・ジュンヨン、リュ・ハンギル、ホン・チョルギの3人が2011年に発表したレコードの題名だ。
私たちにすべての音は平等ではない。 ある基準により劣等な音と優れた音に分けられることになる。 その基準は人ごとに違うが、徐々に一定の基準が普及・固定化されていきつつあり、それに応じて音の階層化が進んでいる。 例えば、「誰でも出すことができる音」、 「どこででも簡単に聞くことができる音」、「貧弱で粗悪な音」、 「何の感情も呼び起こさない音」は、劣った音であり、その逆は優れた音に分類されるだろう。 また、その間に優劣の段階が延々と場所を占め、さらにコンピュータの画面に表示される音の波形が描く振幅と傾きや形状を見て、その優劣を判断することもある。 
このように優劣の基準は社会全般に蔓延しているが、特に音での問題は、いつも開いている「聞く行為」がこのような階層化によって歪曲されるという点だ。 つまり、空気の振動が鼓膜に響くのは全く同じでも、その音の優劣を判断し、劣った音を意識的、または無意識のうちに回避しようとすることになる。 そうなれば、これはまるでノイズキャンセレーション機能付きイヤホンを一生挿したまま生きることと同じである。 そしてその原因は、絶えず新しい製品を作らなければならない楽器業界、序列化に熱を上げる言論媒体、そしてこれを消費して使用している私たちにある。
―チェ·ジュンヒョン、 「劣った音vs優れた音」にて

dotolim(ドットオリム)
dotolimは2006年即興音楽家チン・サンテにより作られた彼の会社名であり、2008年2月から始まった即興音楽のための空間の名称である。 彼のオフィスとして使われる「dotolim」は必要な時には改装され公演会場やレコーディングの場所に変わる。 定期的に「dotolimコンサート」を行い、国内外の即興音楽家たちの交流の一助となっており、不定期にレコーディングセッション、ワークショップも行われる。 2012年10月には、これまでの入場料、寄付金額を積み立てた資金をもとに即興音楽フェスティバル「dotolimオリンピック」を準備中だ。 http://dotolim.com

[出処] http://blog.naver.com/mtfestival/100160468684